ドキュメント編集ガイド
Document Editing Guide
SpecDojoで扱うドキュメントの編集に役立つ、Visual Studio Code (VS Code) や各種ツールの設定や操作方法について説明します。
1. 見出しに番号を付与
1.1. コマンドで一括付与(いちばん簡単)
コマンドパレットを開く
- Windows/Linux:
Ctrl + Shift + P - Mac:
Cmd + Shift + P
- Windows/Linux:
section numbersと入力Markdown All in One: Add/Update section numbers を実行
これで例えば、
## セクション1
### 小見出しが、
## 1. セクション1
### 1.1. 小見出し1.2. 「#(タイトル)は番号なし、## から番号にしたい」場合
「ドキュメントのタイトル(#)は番号を付けず、## から 1, 1.1…にしたい」ケースが多いです。 その場合は 見出しレベルの対象範囲を設定してから、上の Add/Update section numbers を実行します。
settings.json に例としてこれを追加:
"markdown.extension.toc.levels": "2..6"これで ##〜###### を対象にしやすくなります(タイトル # を“番号の起点”にしない運用)。
1.3. 注意点(地味にハマりどころ)
- この機能は「表示だけで番号を出す」のではなく、見出しテキスト自体を書き換えます(
## 1. 見出しのように)。 → 見出しへのリンク([...](#見出し))を手で書いていると、番号付与後にズレることがあります。
2. Markdown プレビューの使い方
VS Code では、Markdown ファイルを編集しながら、 リアルタイムで表示結果を確認できます。
ドキュメント作成・レビュー時には、必ずプレビューを併用してください。
2.1. 基本操作
2.1.1. プレビューを開く
- Windows / Linux:
Ctrl + Shift + V - macOS:
Cmd + Shift + V
現在の Markdown ファイルのプレビューが開きます。
2.1.2. 編集画面とプレビューを並べて表示(推奨)
- Windows / Linux:
Ctrl + K→V - macOS:
Cmd + K→V
画面が左右に分割され、
- 左:Markdown 編集
- 右:プレビュー
という構成になります。
このモードで編集すると、変更内容が即座にプレビューへ反映されるため、 レイアウト・表・見出し構成を確認しながら作業できます。
2.2. おすすめの使い方
- ドキュメントを開く
Ctrl/Cmd + K→Vで分割プレビュー- 表や見出しを編集
- プレビューで表示を最終確認
2.3. よくあるミス
| ミス | 防止策 |
|---|---|
| 表のレイアウト崩れに気づかない | 常に分割プレビューを使う |
| 見出し階層の誤り | プレビューの目次表示で確認 |
| 空行不足による段落崩れ | プレビューで段落境界を確認 |
2.4. なぜプレビューが重要か
Markdown は 書いた内容=表示結果ではありません。 特に以下は、必ずプレビューで確認してください。
- 表の崩れ
- 箇条書きのネスト
- 見出しレベル
- 改行位置
3. Markdown 表フォーマットガイド
本プロジェクトでは、Markdown の表を常に 読みやすく・統一された形式に保つため、 専用の表フォーマット機能を用意しています。
vs code の拡張機能で用意されている表のフォーマッターは多々ありますが、 列幅を合わせるために一行の変更が表全てに及ぶことがあり、Git の差分が大きくなりがちです。 本機能は、表内の不要な差分を最小化することに特化しています。
- 列数が少ない表(5列以下が目安)については、vs code 標準の表フォーマッターを使ってください。
- 列数が多い表については、本機能を使ってください。なお、本プロジェクトではPrettierを使っていますので、競合を避けるために、表の直前に
<!-- prettier-ignore -->のコメントを挿入するしてください。
このガイドでは、本機能の使い方と設計思想を説明します。
※コードはtools/docs/src/fmt-md-table.tsにあります。
3.1. この機能で何が起きるか
表をフォーマットすると、以下のルールが適用されます。
左寄せ
各セルの左右に必ず1スペース
区切り行は必ず次の形式に統一
text| --- | --- | --- |列幅の自動調整は行わない
- (Git の差分が不要に大きくならないため)
セルの内容は一切変更されない
_や*などの文字もそのまま保持されます
3.1.1. 例
フォーマット前:
|a|bbb|c|
|-|--|----|
|1| 2|3|フォーマット後:
| a | bbb | c |
| --- | --- | --- |
| 1 | 2 | 3 |3.2. 使い方
3.2.1. Step 1:カーソルを表の中に置く
Markdown ファイルを開き、 フォーマットしたい表の中にカーソルを置きます。
このとき、カーソルが置かれている表だけが整形されます。 ファイル内の他の表は一切変更されません。
3.2.2. Step 2:コマンドを実行
コマンドパレットを開きます。
- Windows / Linux:
Ctrl + Shift + P - macOS:
Cmd + Shift + P
次のコマンドを実行してください。
Tasks: Run Task次に、一覧から次のタスクを選択します。
Format Markdown Table即座に表が整形されます。
3.3. この仕組みを使う理由
この方式により、次のメリットがあります。
- ドキュメントの 可読性が向上
- 表の形式が チーム全体で統一
- Git の差分が最小化
- フォーマッタによる意図しない変換(
\_など)を防止
3.4. 🛠(任意)ショートカットの設定
よく使う場合は、各自でショートカットを設定できます。
Keyboard Shortcuts を開く
次のコマンドを検索
textworkbench.action.tasks.runTask対象タスク
textFormat Markdown Table好きなキーを割り当てる
3.5. 注意事項
- 標準的な GitHub Flavored Markdown の表に対応しています
- Prettierに競合しますので、この機能を使う場合は、表の直前に
<!-- prettier-ignore -->のコメントを挿入することで、Prettier の整形を無効化してください - 表以外の文章には影響しません