090-決定記録(ADR)
重要な設計・技術選択についての意思決定をADR(Architecture Decision Record)形式で記録します。
ドキュメントの目的
- システム設計・技術選択に関する重要な意思決定の根拠・経緯・結果を明確化し、関係者間の認識合わせ・再検討時の参考とする。
- 設計・開発・運用の品質向上、トラブル防止の根拠とする。
ドキュメントの内容
ドキュメントには、少なくとも以下を含めます。
- ADR(意思決定記録)の概要
- 記録方法・記載例
- サンプル(小売業務システム例)
なぜこのドキュメントが必要か
- 重要な意思決定の根拠・経緯・結果を明確にすることで、設計・開発・運用の品質・効率を高める。
- 再検討・トラブル時の迅速な対応を可能にする。
このドキュメントがないとどう困るか
- 意思決定の根拠・経緯・結果が曖昧になり、設計・開発・運用で誤解や手戻りが発生する。
- 再検討・トラブル時の対応が遅れる。
サンプル
ADR記録例(小売業務システム/表形式)
| ADR番号 | 決定日 | 決定内容 | 選択理由 | 影響範囲 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| ADR-001 | 2025/10/01 | DBはPostgreSQLを採用 | コスト・拡張性 | 全システム | 既存MySQLから移行 |
| ADR-002 | 2025/10/05 | フロントはReactを採用 | UI拡張性・開発効率 | 店舗業務画面 | Vue案と比較 |
| ADR-003 | 2025/10/10 | API認証はJWT方式 | セキュリティ・標準 | 全API | 既存セッション方式廃止 |
| ADR-004 | 2025/10/15 | バッチ処理はNode.js | 開発体制・実行速度 | 売上集計バッチ | Python案と比較 |
注:上記は例です。実プロジェクトのADR記録を具体的に記載してください。